2011年度講義概要

 

  【すでに終了した講義の情報です】

 

 

 

 

 

 

 

 

  

☆2011年度の講義映像はUTokyo OCWから視聴できます 

 

「震災後、魂と風景の再生へ」


東日本大震災の被災地で生きる人々、亡くなられた人々、
未曾有の災害に対して固唾をのんで見守った人々。
このようなすべての人々、あるいはその魂に向け、
魂と風景の再生に捧げる「言葉の花束」を共に想像(創造)することをめざす。
今年度は、文学と思想、歴史、人間についての知である人文知を一つの核とし、
今一つには、人文知とは別個の方法で「永遠」といったものに触れてきた
諸科学が、現在もなお進行中の、この壮絶な悲惨さのなかで何を語りうるのか、
何を遺しうるのか、教員と参加者とが共に考える場としたい。


■ 日時 2011年10月7日~2012年2月3日 金曜5限16時50分~18時30分
■ 教室 文学部法文1号館2階215番教室(講義室の収容人員は50人ほどです)
■ 対象 全学部後期課程(大学院生も可。振替可能な範囲で単位も可)
■ 科目番号 04116312
■ ご注意いただきたいこと
  本講座は、後日映像として配信される部分を含みますので、肖像権につきまして

  ご理解ください。
  また、本講座は一部のみの参加は原則として認められません。
  なお、10月7日は授業のガイダンスを兼ねますので履修希望者は必ず参加してください。
■ 履修情報はUT-mateのシラバスをご覧下さい。

 

 

講師と出講日

第1回  10月7日  加藤陽子

          (東京大学大学院人文社会系研究科教授)  →詳細

 

第2回  10月14日 阿部公彦

          (東京大学大学院人文社会系研究科准教授)  →詳細

 

第3回  10月21日 鈴木淳

          (東京大学大学院人文社会系研究科准教授) →詳細

第4回  10月28日 一ノ瀬正樹

         (東京大学大学院人文社会系研究科教授)  →詳細

 

第5回  11月4日   マイク・モラスキー

          (一橋大学大学院社会科学研究科教授)   →詳細

 

第6回  11月11日  目黒公郎

         (東京大学生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター・

                                                                      センター長)  →詳細

 

第7回  11月18日  濱田純一  →詳細

         (東京大学総長)

   

第8回  11月25日  松本三和夫

         (東京大学大学院人文社会系研究科教授) →詳細

第9回  12月2日    児玉龍彦

           (東京大学先端科学技術センターシステム生物医学教授) →詳細

 

第10回 12月9日   浅見泰司

         (東京大学空間情報科学研究センター・センター長) →詳細

第11回 12月16日   若宮啓文

           (朝日新聞社主筆)  →詳細

 

第12回 1月13日  神里達博

           (東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻特任准教授) →詳細

 ※教室が情報学環・福武ホールラーニングシアターに変更されました。日時は変更ありません。

 

第13回 1月20日   田原

           (詩人、H氏賞受賞)  →詳細

 

第14回 1月27日   纐纈一起

           (東京大学地震研究所教授)  →詳細

 

第15回 2月3日    佐伯一麦

            (作家、三島由紀夫賞、野間文芸賞受賞)  →詳細

 

 

 


参考文献


加藤陽子
『昭和天皇と戦争の世紀』(講談社、2011)

 

鈴木淳

『科学技術政策』(山川出版社、2010)
『関東大震災: 消防・医療・ボランティアから検証する』(ちくま新書、2004)

 

阿部公彦

『英語文章読本』(研究社、2010) 

『英詩のわかり方』(研究社、2007)

 

一ノ瀬正樹
『死の所有: 死刑・殺人・動物利用に向きあう哲学』(東京大学出版会、2011)

 

マイク・モラスキー
『ジャズ喫茶論: 戦後の日本文化を歩く』(筑摩書房、2010)
『戦後日本のジャズ文化: 映画・文学・アングラ』(青土社、2005)

 

目黒公郎
『都市と防災』(共著、放送大学教育振興会、2008)

 

濱田純一

『情報法』(有斐閣、1993)
『メディアの法理』(日本評論社、1990)

 

松本三和夫
『テクノサイエンス・リスクと社会学: 科学社会学の新たな展開』(東京大学出版会、2009)
『知の失敗と社会: 科学技術はなぜ社会にとって問題か』(岩波書店、2002)


児玉龍彦
『内部被曝の真実』(幻冬舎新書、2011)
『システム生物医学入門: 生命を遺伝子・タンパク質・細胞の統合ネットワークとして捉える次世代バイオロジー』(共著、羊土社、2005)


浅見泰司
『環境貢献都市 東京のリ・デザイン: 広域的な環境価値最大化を目指して』(共著、清文社、2010)
『住環境: 評価方法と理論』(東京大学出版会、2001)

 

若宮啓文

『闘う社説: 朝日新聞論説委員室2000日の記録』(講談社、2008)
『和解とナショナリズム: 新版・戦後保守のアジア観』(朝日新聞社、2006)、

 

神里達博
『食品リスク: BSEとモダニティ』(弘文堂、2005)

 

田原
『石の記憶』(思潮社、2009)

 

纐纈一起

『超巨大地震に迫る』(共著、NHK出版、2011)
『地震・津波と火山の事典』(共編著、丸善、2008)

 

佐伯一麦

『誰かがそれを』(講談社、2010)
『ノルゲ』(講談社、2007)
『鉄塔家族』(朝日文庫、2007 [日本経済新聞社、2004])
『ショートサーキット』(講談社文芸文庫、2005 [福武書店、1990])